MiZ − パロソンを産んだ初代危険人物

Intvwer. 今週のゲストは、替え歌シリーズ「パロディソングス」でおなじみのバンド、 「パロソン最高会議」のみなさんです。
今日のスタジオには、議長、そして政治部を兼任している MiZ さんにお越しいただいています。
MiZ さん、今日はよろしくお願いします。
MiZ 末永くよろしく、マドモワゼル。
Intvwer. まず最初に、パロディソングスを作り始められた きっかけについてお聞かせいただきたいと思います。
MiZ 僕の口からそれを言わせたいのかい、ハニー?
Intvwer. インタビューですから、聞かせてください。
MiZ じゃあ仕方ないなァ、もゥ。
それはねェ……、そう、あれは……、チョウチョたちが無邪気に遊ぶ、 そんな昼下がりのことだったかなァ、僕は
Intvwer. 槇原さんの替え歌を思いついたんですね?
MiZ 先に言わないでよ!
「せっかちさん」なんだからなァ、君は。
Intvwer. 手元の資料には、 「槇原の逮捕記念に書きおろした替え歌をためしに掲載したのがきっかけ」 とありますが?
MiZ 僕にそんな失礼なこというのは、どの口かな?
その口か! その唇なのか! その艶やかな……、 あぁ……、食べてしまいたいッ!
Intvwer. ちょっとっ、テーブルから身を乗り出さないでください!

そうして1曲ずつ替え歌が作られていった訳ですが、 初期は MiZ さんがお1人で制作されていたわけですよね。
MiZ 僕の目の前に、君が現れるまではね。
Intvwer. 今のバンドを組むきっかけとなったのは何ですか?
MiZ あんな奴らのことは僕達には関係ないさ。
それよりも、もっと他に聞きたいことがあるだろう?
Intvwer. 時間があればいくらでもお聞きしたいですよ。
MiZ じゃあ、僕たちの今後のことを語り合おうよ……。
Intvwer. パロソンの今後の方針について、ですか?
MiZ ちょっと待て、今のは何? 素ボケかい?
「あたし天然なんですぅー。」だって?
「天然ってみんなからかわいがられるしぃー。」だって?
見え見えなんだよッ!
Intvwer. 誰もそんなこと言ってないんですけど……。
MiZ ……そんな君が愛おしい。
Intvwer. 誉めるんだか、なじるんだか、どっちかにしてください。
MiZ 僕がこんなにも君のことを想っているのに、 どうして君はそうつれない返事ばかりなのさ?
Intvwer. ちょっとっ、さりげなく腰に手をまわさないでくださいっ!
MiZ いいかい? 僕があの山奥に小さな白い家を建てよう。 そしてその庭の花畑には、華麗に舞うチョウチョたち…。
僕たちは暖炉のある部屋でペルシャ猫を抱きながら、 優雅な昼下がりを過ごすんだよ。
Intvwer. ……パロソンでは、制作とウェブの管理をされているそうですが?
MiZ ……部屋に流れるミュージックは、ヴィヴァルディの「四季」より冬。 いれたてのジャスミンティーを飲みながら、僕と一日中語り合おうよ。
Intvwer. あのぅ……、パロソンは……?
MiZ 「今日も優雅に小鳥達がさえずっているよ、ハニー」
「そうね、あなた。 まるで私たちの幸せな生活を祝福してくれているようだわ」
「違うよ、小鳥達は嫉妬しているんだ。……君の美しさに」
「やだぁ、恥ずかしいわっっ」
Intvwer. 聞いてるこっちのほうが恥ずかしいですよ。
MiZ 「さぁ、ハニー。こっちへおいで。僕たちの素晴らしい日々に乾杯しよう」
 チンッ
「おいしいわ、あなた」
Intvwer. ……。
MiZ 「食後のデザートはもう決めているんだ」
「まぁ、それはなにかしら?」
「もちろん君だよ。今夜も甘い
Intvwer. MiZ さんは以前、伊勢崎市に通っておられたそうですが?
MiZ うぐぅっ! その話題には触れるなァ!
Intvwer. 伊勢崎市がどうなさいましたか?
MiZ だからその話題には触れるなと言うにッ!
僕のトラウマがッ、トラウマがッ、やめてくれッ、やめ、うぐぅぅ……。
Intvwer. ……どうやら再起不能(リタイヤ)のようですね。 では、今日はこのへんでインタビューを終わりたいと思います。
スタジオのゲストは MiZ さんでした。
MiZ どうして僕に、僕にそんな事を言うんだ……。
僕の、僕の何がいけなかったと言うんだい、 君は……、君は……、うぐぅぅ……。
Intvwer. 本当にトラウマなんですね。 それじゃあ、あの、これで失礼します。どうかお大事に……。

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