経済の建て直しを口酸っぱく言ってる俺
党内再編の上っ面 届かない夢を見てる
やりばのない気持ちの扉破りたい
終戦の日に参拝をして見つかれば逃げ場もない
しゃがんでかたまり 背を向けながら
心のひとつも解りあえない野党達をにらむ
そして仲間達は今夜宮参りの計画をたてる
とにかくもう 中国や公明には言われたくない
自分の存在が何なのかさえ 解らず震えている
十三の昼
黒塗り車で走り出す 行く末も解らぬまま
熱い歓喜と怒号の中へ
誰にも縛られたくないと 掛げ込んだこの宮に
平和になれた気がした 十三の昼
冷たい風 冷えた反応 人恋しくて
父見てるマキコの家の横を サヨナラつぶやき走り抜ける
闇の中 バサッとなびく 日本国国旗
50年前も越えるしがらみ 重い総理の座噛みしめ
これの結末も解らないけど
日本と俺は将来さえ ずっと夢に見てる
近隣諸国は式も行くな行くなと言うが 俺はいやなのさ
この國の侵略が俺達の全てだというならば
なんてちっぽけで なんて意味のない なんて無力な
十五の式
息子のバイクで走り出す 行く先も解らぬまま
暗い夜の千鳥ヶ淵へ
忘れかけた二拍手して 星空を見つめながら
自由を求め続けた 十五の夜
息子もつれずに休み出す 行く末も解らぬまま
人の多い箱根の宿へ
息子が不倫をしていると 騒がれたその時に
自由になれた気がした 十七の昼
|
|